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検索欄に必利吉が飛び出した夜、ふたりは話を全部さらけ出した

fraukemacnicol204
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2 weeks ago

雅婷が彼氏のスマホを返したとき、画面はまだ光っていた。明日の食事会の店の住所を調べるだけのつもりだった。指が滑って、検索履歴に文字の並びが横たわっていた。その三文字は知っていたけれど、自分が知っていていいのか自信がなかった。リビングのテレビではまだ通販番組が流れていて、司会者が「買ったらもう一つ無料」と叫んでいた。急にその音量が大きすぎる気がした。

阿宏が浴室から出てきた。髪からまだ水滴が落ちている。彼女がソファの端に座り、スマホがテーブルの真ん中に、まるで証拠品みたいに置かれているのを見て、彼は一瞬固まり、どうしたのと聞いた。雅婷はいくつかの言い方を用意していたけれど、最後に絞り出せたのは「最近、何か調べてない?」だけだった。阿宏は髪を拭く手を止めて、ああ、あれね、と言った。あれってどれ。あれだよ、あれ。ふたりは三分間ほど堂々巡りをして、誰もはっきりとは言わなかった。

先に耐えられなくなったのは雅婷だった。彼女は言った。検査したいわけじゃない。ただ見たときに心臓がぎゅっとなったの。あなたがどこか具合が悪いのか、それとも私たちの間に何か問題があると思っているのか、わからなかったから。それを聞いて、阿宏はタオルを椅子の背にかけ、座って話し始めた。実は先日友達と食事をしたとき、席で健康食品の話題が出て、誰かが大げさに話していた。半信半疑で、帰宅してからつい調べてみただけだと言った。本当に調べただけで、買ってもいないと強調した。

雅婷は聞いた。じゃあ、どうして話してくれなかったの。阿宏は言った。話すと変だから。こういうことは口に出した瞬間、自分のどこかが足りないと認めることになる気がする。彼女に余計なことを考えさせたくなかったのに、かえって余計に考えさせてしまった。雅婷はすぐには返事をしなかった。自分も先日、睡眠導入のものをこっそり調べたことを思い出した。阿宏には言っていない。ふたりとも同じ穴の中にいて、それぞれ別の穴を掘っているだけだと、急に思えた。

翌日の夜、ふたりはこれを尋問ではなく、ひとつの宿題としてやることにした。雅婷は表を作り、左の欄に「私が見たもの」、右の欄に「私が心配していること」と書いた。阿宏は資料を調べる係になった。彼は、必利吉のような品目についてのネット上の説明が非常に雑多で、万能薬のように書くものもあれば、はっきりしないものもあり、処方薬かどうかさえ曖昧に書かれていることに気づいた。彼はいくつかの情報源を並べて文書に貼り、単一の説だけを見てはいけないとますます思った。

雅婷の原則は、まずどれが広告で、どれが情報かを区別することだった。「必ず効く」「三日で実感」といった言葉を見たら、まず疑問符をつける。阿宏は、パッケージ表示、出所、確認手段といった項目をリストにする係だった。ふたりは結論を出さず、ひとつだけ約束した。もし今後本当にもっと知りたくなったら、ふたりの疑問を持って専門家に聞こう。深夜の検索欄で自分を怖がらせるのではなく。阿宏は、そのほうがひとりで抱え込むよりましだと言った。

その週末、ふたりは近所の薬局へ行った。買うためではなく、聞くために。雅婷はあの表を印刷し、阿宏が横で補足した。薬剤師は話を聞いたあと、まずどこでこの情報を見たのかを尋ね、もし今飲んでいるものがあれば、リストを一緒に持ってきて、自分で寄せ集めないようにと注意した。帰り道、阿宏は言った。話を全部さらけ出したら、資料を調べることもそんなに怖くなくなった。雅婷は返した。怖かったのは、あなたが私を怒らせると思っていたことと、私があなたが隠していると思っていたこと。

ふたりはその後、あの表を冷蔵庫に貼った。隣には来月払う請求書とスーパーの割引券がある。雅婷は言った。この表、すごくバカみたい。阿宏は言った。バカみたいだけど、検索履歴よりは正直だ。ふたりは笑った。笑ったのは、三日も堂々巡りしてやっと話せた自分たちだった。この件には劇的な結末もなく、ふたりが専門家になったわけでもない。ただ、次にわからないものを見たら、まずスマホに聞くのではなく、相手にひとこと聞こうと学んだだけだ。検索欄のあの文字の並びはまだあるけれど、今はもう秘密ではなく、ひとつの話題でしかない。

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